「初心者でもがっぽり儲かる 大化け「低位株」投資法」 紫垣英昭[著]
を読みました。
先日読んだ金持ち父さん貧乏父さんに触発されて、
投資信託ではなく、もう少しリスクをとった株投資に挑戦しようと、
勉強のため読んでみました。
なぜこの本を選んだのかは忘れてしまいましたが、
アマゾンか何かでお勧めの本として出てきたから購入した気がします。
説得力があり、勉強になる内容も含まれてはいるものの、
どこか胡散臭さがブンブンしていて、
全てを鵜吞みにしてはいけないなと感じました。
他の投資本同様に
投資する際の心構えとして、ロスカットの重要性や逆張りの危険性について説明してあり、
そこは特に違和感なかったのですが、
低位株を個人投資家の勝ち筋として薦めている理由がいまいちで
リスクをとるには十分納得いくものではありませんでした。
低位株が安全な理由に機関投資家に旨みがなくて参入してこないことを挙げておきながら、
低位株が大化けする理由に投機筋の介入を挙げています。
内容が矛盾しているように感じ、納得できませんでした。
この著者自身の投資戦歴はどうだろうかと気になり、
巻末に書かれている著者の経歴を見ると、ざっくりとしたことしか書かれていなかったので、
著者自身のことをネットで調べてみました。
すると、著者が運営する会社のサイトにつながらなかったり、
検索予想に、「紫垣英昭 詐欺」と出てきたり、とマイナス材料ばかりでした。
なんか残念。
ただ勉強になった点としては、
株式市場全体の買い時、売り時に関する内容で、
下表のような特性/目安があることを知ることができました。
項目 | 買いにベストな時期 | 売りにベストな時期 |
季節要因 | 10~12月 | 4月,5月以降 |
騰落レシオ | 100を大きく下回っているとき | 130~140のとき |
信用評価損益表 | -15%~ -20%のとき | -4%~ -5%のとき |
今回少し尖った、怪しい内容の本を読んだおかげで
もう少し勉強してから、動き出すべきだなと感じました。
他の著者の本もいろいろと読んで、そこに共通する考え方や各著者の特徴を理解した上で
自分の戦略を練って株式投資に臨んでいこうと思います。